こんにちは、GEEKS採用広報の山口です!
今回は技術担当の岡本さんにインタビューをしてお話を伺ってみました。
岡本圭史さん(プレイヤーネーム:ガリレオ)
31歳
2019年12月1日 入社
技術担当
現在はITエンジニアになるため、社内研修中。
ゲームと人生をより密接させる為、入社を決意した
ーーまず、ガリレオさんがGEEKSに入社するまでのお話を伺えますか?
最初のキャリアはプロゲーマーのイメージと大きく離れるのですが、高専を卒業後、21歳から機械修理の工場勤務をしていました。
ただ、ゲーム自体は18歳から好きで、ずっとゲーセンに通っていましたね。
そのような背景の中、仕事をしつつもゲームを続けていたら、日を追うごとにどんどん勝てるようになっていき、自分に可能性を感じるようになっていきました。
『ブレイブルー』というタイトルのゲームでは、2013年のARC REVOLUTION CUP優勝、2014年のEVOも優勝……と、ゲーマー界隈でも手前味噌ながら一目置かれる存在になり始めていて。
でも仕事が忙しくなってきて、「うまくゲームに時間が割けないな。これからの人生、どうしようかな。」と悩んでいたんです。
そんな折に、PONOS(株)にゲーマー社員の求人が出ていて、
ーーそちらを辞めてGEEKSへジョインしていますが、何かその時にネックだったことがあったのでしょうか?
まず前提として、ゲームから引き離された人生を取り戻すきっかけとなったPONOS(株)には本当に感謝しております。
その上で、海外赴任でゲームに触れる機会が再び減ったことや、手に職をつけたいという思いが芽生えたことが転職を考えたきっかけでした。
専業プロゲーマーという道を歩むことは考えていなかったものの、兼業というスタイルではゲームも仕事もどっちつかずになってしまった。
兼業プロ生活の中で、生きていく為の地盤がしっかりしていなければゲームもやりこんでいく事は出来ないのを痛感したんですよ。
そんな中、とあるご縁でグローバルセンス株式会社の代表をされていた工藤さんを紹介されまして。GEEKSがまだ構想段階のうちから色々お話を聞かせていただきました。
GEEKSの起ち上がりが現実味を帯びた頃、GEEKSの「ゲームと仕事の両方を大切にする」というのがコンセプトとして自分に合っているなと思い、そこから工藤さんに面談を再度お願いしました。
ーー工藤さんと実際お話してみたときの印象はいかがでしたか?
第一印象は「理想家」だな、と。
最初は正直、「本当にこの理想は実現するのだろうか?」と思っていました。沢山のゲーミングチームが苦しい状況の中で、新規プロゲーミングチーム、更にはゲーマーの為の会社を立ち上げる。本当に覚悟が無ければ出来ないことだと考えていました。
何度かお会いしてお話を聞いたり、PGWやGEEKSを実際に立ち上げて運営を進めている姿を見たときに「あ、この人は本気なんだ!」と思い直しました。本当にゲーマーの為の世界を作りたいんだなって。
私もゲームと仕事の両立を目指していたので、工藤さんの元で修行したいと思ったのが入社のきっかけでした。
ゲームで学んだ「諦めない改善力」で、未経験からエンジニアを目指す
ーーキャリアとして未経験のITエンジニアを選ばれたわけですが、不安は無かったのでしょうか?
不安はありませんでした。
これには2つ理由があって、「エンジニアは自分の性格に合うと思えた」のと「ゲームで学んだ改善思考」があったのが大きかったですね。
私は自分である程度完結する職人気質な仕事が合うなと考えていたのと、ゲーム同様に「やり始めたらとことんやってしまうタイプ」だから、エンジニアは自分に合うなと思いました。
もちろん分かりやすく「手に職がつく」という意味でも、今後仕事を失いにくいなと感じられたのも大きかったですね。
ーーとはいえ、正直なところ、31歳での未経験入社は怖くありませんでしたか?
自分なら新しい環境でもやっていけるという自信があった事と、GEEKSが IT未経験の自分に勉強する機会をしっかり与えてくれた事から不安はありませんでした。とは言え未経験での入社ですので勉強していく覚悟はしっかりと持って入社しました。
それに私が入社する事でGEEKSにもメリットがあると考えていました。元々社会人プロゲーマーを目指し活動していた私が入社することで、GEEKSが格闘ゲーム界隈に与える説得力が増す。
会社がくれるメリット、そして自分が会社に与えられるメリットの両方があったので、前向きに入社を決意できましたね。
また、ゲームを通して「努力の仕方」は手にしていたので、未経験でもなんとかなるだろうとも思えていました。
僕らゲーマーって、負けの経験を1,000回、2,000回……と数え切れないくらい積み重ねて、その経験の中から「どうやったら勝てるのか?」を常に考える生き物なんですよ。
だから、「31歳、未経験でエンジニア始めます」と言うと「舐めてんのか?」と思う人はいるかもしれませんが、僕はこのゲームで学んだ「失敗から諦めずに改善する力」を応用すればなんとかなると考えています。
負け続けてたからこそ、折れずにやり続けられる人種なので、ゲームと同じくらいの熱意を持ってこれから仕事に取りかかっていきたいなと。
ーー実際に入社されてみてからは研修があったかと思うのですが、こちらはいかがでしょうか?
入社してからはIT業界の一般教養(セキュリティ関係の話など)をまず学び、そこで出される課題に取り組みながら、その後Java Goldなどの資格を期間内に取得する予定です。
その後は自分の要望や適性などと会社の意見を擦り合わせて次のステップを決め、また新たに勉強を始めるような流れになっていますね。
まだ入社して日が浅いのですが、入社前に話を聞いていた以上にここまで教育体制がしっかりしていることは、31歳でIT未経験の人間からすると大変ありがたかったです。
もちろん、この教育体制があったからこそ、安心してGEEKSに入社できたというのもありますが、実際に入社して体験してみるとより安心感が増しましたね。
人生とゲームをより密接にしたい
ーーガリレオさんから見て、これからGEEKSをどのような組織にしていきたいかのイメージはありますか?
組織としてではなく、個人のイメージになってしまうのですが、実は入社前から自分の中でとあるビジョンがあります。
それはシンプルなのですが「まず、自分が自然にゲームを楽しんでプレイをすること」。
昔から「ゲームを楽しんでくれる人が増えたらな」と思ってコミュニティに影響を与えて行きたいと思っていたのですが、プロゲーマー時代はそれを実現出来なかったんですよね。
というのも、勝つための練習時間や精神的なリソースのかけ方が半端じゃないんですよ。プロゲーマーは「勝たないといけない」事が前提だから、とにかく練習しないといけなくて。
前職では11時出社だったけど、8時に起きて練習をして、夕方には対戦会に行き、帰ってからそこでの自分のプレイ動画を確認して、寝る前は改善点を洗い出したりイメトレをして、また朝が来る……。
これだけストイックにやっても世界のトッププレイヤーには勝てないくらい、厳しい世界で。
ーー今はその意識から変わったからこそ、肩に荷を負いすぎずに「ゲームの良さ」を伝えていけたらと?
はい、まさにそうですね。
先ほどお話したように、今は「勝ち続けないといけないプロゲーマー」という意識でなく「一人のただゲームが大好きな社会人」でいるので、改めて動画配信などを通して格闘ゲーム初心者へ向けての活動をしていきたいですね。
そして、その活動を通じて、GEEKSの中の他のメンバーのロールモデルになれたらいいなとも思います。
「ああ、あの人みたいにゲームも仕事もできるんだな」という存在にはなれたら、これ以上に嬉しいことはないですね。
なので、まずは目先のエンジニアとしての修行に邁進していきます!
ーーガリレオさんだからこそのビジョンですよね。そういったイメージを踏まえた上で、今後GEEKSに来て欲しい人の特徴を教えていただけますか?
マッチする人はGEEKSのコンセプトそのままですが、「ゲーマーとして活動したいけど、仕事も両立させたい人」です。
もうだいぶ語り尽くしちゃいましたが、「今、仕事が忙しくてゲームができない人」は間違いなくGEEKSに来るべきだと僕は思います。
とはいえ、もちろん未経験から始めるからものすごく頑張る覚悟は必要です。
教育体制もしっかりしているし、手に職をつけられる事は大きな魅力ですが、それは「会社に甘えられる」ということを意味している訳ではありません。
仕事をしっかり全うするのが前提で、その上で「それでもゲームをしたい」という人に来ていただけたら嬉しいですね。
ーーありがとうございます。それでは最後に、これからGEEKSに応募してみたいと思う方へ一言お願いします!
人生は一度きり。
他人に何を言われても、自分の生きたい道を貫きたい方。共にGEEKSで貫いていきましょう!
ーー岡本さん、ありがとうございました!
以上、岡本さんへのインタビューでした。
お忙しい中、インタビューを快く引き受けて頂きありがとうございました!