【K2】「GEEKSを創りましょう」と口にできたのは、ゲームに救われた過去の自分がいたから。

こんにちは、GEEKS採用広報の山口です!

今回は技術担当の木藤さんにインタビューをしてお話を伺ってみました。

木藤 新吾さん(プレイヤーネーム:K2)
30歳
2019年10月1日 入社(GEEKS創業メンバー)
技術担当
1番好きなゲームタイトルは格闘ゲームの『ザ・キング・オブ・ファイターズ』

 

「社会人とゲーマーの両立」への大きな葛藤が、GEEKSを創るきっかけになった

ーーもともと岐阜県ご出身とのことですが、なぜGEEKSの起ち上げに関わることになったのでしょうか?

最初は、Twitterがきっかけですね。

GEEKSの話が動き出す前まで、僕は岐阜県の食品会社の営業をしながら、プロゲーマーとしても活動していました。

ただ、プロゲーマーでありながらも、上手くゲームの練習に時間を割けなかったり、地理的・会社的にイベント参加が出来ない日々に葛藤する事が増えてきまして……

たまたま上司には恵まれ、「自分はプロゲーマーだから、大会のためにまとまった休みを取ることはあります」と伝え理解を得られていたのですが、他の社内の人からの目線なども考えると、どうしても立場的に上手く立ち回れないことがしばしばありました。

 

 

ーー専属のプロゲーマーチームに所属することは、あまり考えなかったのでしょうか?

選択肢に考えてはいましたが、今の自身のゲーマーキャリアと、ゲームのジャンル的にも難しいと考えていました。

自分は格闘ゲームを始めたのが大人になってからというのもあり、まだそこまでの実績を残せてはいませんでした。

また、格闘ゲームのジャンルでマネタイズするのはブームの中とはいえ難しい実情もありますし、現実的にプレイするゲームも絞られます。

ただ自分のポテンシャルに可能性は感じていて、もっとゲームに力を注いでいきたいなとずっと思っていて……

こうした背景から「どうしたら現実的に、ゲームとガッツリ関わり続けられるのか?やはり兼業なのか?」と真剣に悩み続けていたとき、代表の工藤さんとTwitterをきっかけに出会うことになりました。

 

ーーどうしてまたTwitterで出会うことになったのでしょうか?

GEEKSのお話はまだその頃なかったのですが、自分がGEEKSの姉妹企業であるグローバルセンス株式会社の新規事業「PGW(プロ・ゲーマーズ・ワールド)」関連ツイートをリツイートした際、工藤さんから「ありがとうございます」とDMが送られてきたんです。

PGWの活動には興味があり配信もたまに見ていました。ちょうど悩んで情報収集していた時期だったのもあり、僕の方から工藤さんへ「お会いしてみたいです!」と伝え、ちょうど東京へ遠征するタイミングで面会したのがきっかけですね。

 

ーーそこからGEEKSの起ち上げまでは、どのように至ったのでしょうか?

最初の面会では『どうやって正社員でゲーマーを食わせていくのか?』についてのアイディアなど、自分の今後のために話を聞いたり、逆に工藤さんにゲーマーの現場について話もしました。

そのときに「自分を含め、社会人でゲームもバリバリやりたい人は多い」という現状をテーマに想いを話したら、工藤さんもその課題感は既にお持ちで「そういう会社があったら良いよね。そう考えるなら自分が創る側に回ればいいんじゃ無いの?協力するからさ。」という話をされたんです。

正直、想定外の発想だったので驚きましたが、ワクワクもしてきました。

一晩考えたのち工藤さんに『より良いゲーム活動を目指す以上は、自分で道を作る覚悟が必要だと思っていて、それを示すチャンスだと思えました。またすぐにお話しをさせてください。』と連絡をしました。

 

そして名古屋で2回目の面会。『兼業プロゲーマーが手に職を持ちながら活躍できる環境(会社)を創る』という構想に対して、より具体的な話を聞きました。

工藤さんの話を聞いて

・工藤さんご自身が「ゲームへの愛」も「経営ノウハウ」もある方なのはこれまでの会話や実績で明らかだったので、共に創っていく仲間として信じられた。

・自分は社会人もプロゲーマーも経験していたので、やっていける自信があった。

・日本のゲーミングシーンの中心となる関東の環境を活かして、ゲーマーとして成長できるイメージや今後の構想ができた。

これらが自分の中で重なったとき、自分から「創る側で苦労をする覚悟を決めます。そのために時間をください」と工藤さんへ話しました。それから1週間、転職も引越しも発生する上に起ち上げ側で働きながら、ゲーマーとしても活動を続けていく事への覚悟をするために真剣に人生に向き合いました。人としてもゲーマーとしても。

そしてその動機と覚悟がガッチリ固まり、工藤さんに

『自分も創る側の生き方に回ります。道を創ることで自分がゲームに捧げたい思いを大いに果たす、その生き方は正にプロだと胸を張っていけます。一緒にやりましょう。』

と連絡をし、

『プロゲーマー自身が創る側にならないと意味は薄くなると考えていたんだよ。K2くんも創る側に立つと言うなら計画を早めてでも始める意味も価値もあるから一緒に作り上げようっ』

とお返事をいただきました。

これがGEEKSの始まりです。

 

ーーなるほど、GEEKS設立はK2さんの覚悟が始まりなんですね!

はい、そういうことになります。

僕は昔からゲーム自体は大好きでしたけれど、田舎だったこともあり、それを表に出すと肩身が狭かったので「非常に内気な少年」だったんです。当然、周りは自分のゲーム熱について来れることもなく、その頃から「自分は社会不適合者なのかな?」と思うこともありました。

大学でもそれを変える為にテニスサークルに入ったりしていて。それはそれで楽しかったけど、やっぱり本音の自分じゃなかった。

けれども格闘ゲームの世界に触れて、いい大人が大勢ではしゃいでいるのを見て「ゲームを好きでいていいんだ!僕もこの人達と遊んでみたい!」と憧れを持ってその界隈に足を踏み入れていき……

そこからできた友人や繋がりがあるからこそ今の僕があり、今はゲームが大好きだと胸を張れます。

皆にも素直にゲームを楽しんでもらいたいし、肩身の狭さや環境の辛さなど「自分と同じ苦しみを他のゲーマーに味合わせたくない」という思いもあります。

その原体験と強い思いがあるからこそ、それを貫くための覚悟を持って、岐阜から出てきて未経験のIT事業にも挑戦することができています。

 

「地方のくすぶっているゲーマー」に希望を持たせたい

ーー今後、GEEKSをどのような組織にしていきたいかのイメージはありますか?

僕と似た境遇で「地方でゲーマーとして悩んでいる人」は多いと思うので、そういう人が仕事もゲームもガッツリできるきっかけになる組織にしていきたいですね。

例えば「新たなプロゲーミングチームができました!」となっても、1年で無くなってしまうケースも残念ながら最近は多いのですが、GEEKSはその点で大きく異なります。

工藤さんの今までの経営実績を元にした”堅実な経営スタイル”が基盤にあるので、僕らは安心してゲームとキャリアの両立を図ることができる。

GEEKSは所属するにあたって必ずしもプロゲーマーでなくても構わないので、「ゲームが好き!ずっとゲーマーでい続けたい!」という思いの方達と一緒に組織を作っていけたらと思いますし、「まだ実績がなくとも、競技的な意味合い等でこれから経験を重ねていきたいゲーマーが生きていける組織」にできたら良いなとも思います。

仕事を頑張るのは大前提ですが、それさえクリアできれば、GEEKSではキャリアも得つつ、ゲーム活動に勤しむことができるような仕組みになっていますので。

 

ーー逆に個人として会社の中でこういうのを目指しているというものはありますか?

いろんな人の面倒を見られる立場になりたいですね。特に自分と同様な「地方でくすぶっているゲーマーたち」を、この場で伸ばしてあげたいという気持ちが強いです。

それは僕自身が苦労をしているっていうのもあるし、手前味噌ですが自分の性格的にも相手を寛容的に受け入れられる人間なので「ゲーマーを続けたい!やりたい!」っていう人に真摯に寄り添ってあげたいと思いますね。

だからこそ、そういう人たちの模範になれるよう、目先はIT事業でエンジニア未経験としてもがきながらなんとか一人前になろうと頑張っています。

あとは、自分もゲームでもっと勝ちたいし、いろんなゲーム関連のイベントに携わりたいです。特にイベントは、自分が中心になっていった方が一番楽しめるので、その中心にどんどん自分から飛び込んでいきたいなと。

エンジニアとしてもゲーマーとしても、「レベルアップ」していくことを楽しんでいきたいと思っているのが今の率直な気持ちですね。

そして「自分が楽しむことこそが手本となり、周りに良い影響を与える」という流れが作れればいいなと思います。

 

 

“ゲームのための仕事”だからこそ、仕事も本気でやれる人に門を叩いて欲しい

ーー今後、GEEKSにぜひ来て欲しい方の特徴を教えていただけますか?

境遇的なところでいくと「ゲームに打ち込める環境が今は無いけれど、それを探し求めている人や、ポテンシャルを発揮できていない人」ですかね。

ここに来てくれれば、実現できる環境と仲間があるので安心してやりたいことができるんじゃないかなと思います。

あとは「ゲームが本気で好きで、向き合える人」。良くも悪くも、そんな感じでここに集まるゲーマーはみんなキャラが濃いです(笑)

だからこそ、「ゲームが惰性になってしまう人」は厳しいのかな、と思います。

現実的にゲーマーとして活動するために、僕らは社会人としてお金を稼ぐ必要があって、そのための機会がここには揃っています。

しかしながら、ゲームが好きじゃないと仕事も本気でやる覚悟がなくなってしまうので、そういう目的意識が薄い方は仕事もつらくなってしまうのでは?と思います。

 

ーーありがとうございます。それでは最後に、これからGEEKSに応募してみたいと思う方へ一言お願いします!

まだ起ち上がったばかりのGEEKSですが、既にここに集まっているメンバーを信じてください! 

本当にゲームが好きなメンバーが集まっているのは間違いないし、他のゲーマーのインタビューもぜひ見て欲しい。

何度も繰り返しちゃいますが、みんな心底ゲームが大好きです(笑)。 

なので、「自分もゲームが好きでたまらない!シーンの中心に飛び込んでいきたい!」という方がいたら、ぜひ応募してきていただきたいです!

 

ーー木藤さん、ありがとうございました!

以上、木藤さんへのインタビューでした。

お忙しい中、インタビューを快く引き受けて頂きありがとうございました!

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